飢餓海峡地人会の「飢餓海峡」公演に京都へ行って参りました。いやあ、名作です。大作です。 高校生のときに小浜市の文化会館で、文学座の公演を見た覚えがあります。太地喜和子さんでした。残念ながら30年以上前のことであんまり覚えていません。去年は、北海道の岩内市民劇場の公演を拝見しました。国民文化祭の一環で、はるばるおおい町へ来て頂いたのです。大盛況で町民センター大ホールが超満員になりました。水上先生が岩内町の講演会に行かれたことがきっかけでこの作品が生まれたそうです。映画もいいですが、やはり演劇は緊張感があってたまりません。今回も3時間の長丁場でしたが、必死で見ていました。はねてから、主催者の京都労演の皆さんとお話をさせていただいたこともあって、忘れられない感動の舞台となりました。演出の木村光一先生も来てはりまして、「水上さんとの思い出をたどりながら、ぶらぶらしてくるよ」と京都の夜の町に出かけられたそうです。パンフレットの上演記録を見て改めて驚きましたが、水上戯曲作品の実に73%、37作品!が木村先生の演出だそうです。パンフレットには、窪島誠一郎さんや植田いつ子さんもお書きになっていて、いくつかの新しい発見があり、永年の疑問が解けました。おおい町から同行されたTさんと、「水上先生はほんとにすごい方だったんですね」と繰り返しながら帰路につきました。来年2月まで旅公演が続きます。ぜひご覧下さい。
by suijyoben
| 2006-12-05 00:32
| 水上勉作品
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